くおんぬからのお題
【ロワくん仕事帰りのバトラー服にムラついてるノロ】

ということでバトラー服エッチなノロロワです♪

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 お嬢の急な呼び出しが来たのは日が暮れ始めた夕方のことだった。
「今日の談合は、貴方も知ってる通りあの東アルデナード協会のハンコックも参加するというわ。ということで、はいこれ」
「なんですかこれは」
「はいそこ、面倒くさそうな顔しない。サングラスよ、サングラス。身バレも面倒くさいし、目元隠しておいて損はないわ。あと髪型も。直しておいたほうが身のためよ。あともちろんわかってると思うけど、ちゃんとバトラー服で来てよね」
 冒険者として後々面倒なことになるの、あんたも嫌でしょ? 徹底した変装は大事なんだから。
「かしこまりました」
「頼んだわよ」
 リンクシェルを切ってから溜息が漏れる。
 リムサ・ロミンサからワインポートへ頼まれていた荷運びさえ終われば帰路につくことができたはずなのに。
 面倒くさそうな仕事が増えてしまった。
 ロワは一つため息をつき、宿屋のドレッサーに向かったのだった。

「ただいま……」
 堅苦しいジャケットをハンガーに掛けながら時計を見るとそろそろ日付が変わろうとしていた。
 ノロの作業机へトボトボと歩いていくと、デスクに向かっていたノロが振り向き、物珍しそうな視線を向けてくる。
「おかえり、ロワ。バトラー服で帰るの珍しいな」
「疲れた」
「急な呼び出しか?」
「うん」
 立ち上がり、駆け寄ってきたノロの肩に、遠慮なく頭を預ける。やっと帰ってきた。ノロの匂いに心が休まる気がして、深く深呼吸をしようとしたところでぐいっと肩を押される。
「ノロ……?」
 一旦離れたかと思ったノロがしかしすぐに再び接近してくる。耳朶をチクリと噛まれ、ロワはびくりと肩を震わせた。
「ちょっ、ちょっとまって……なんでスイッチ入った?」
「待たない。今無性にしたくなった」
「えっ、えっ?……あっ……えっ?」
 今この瞬間のどこにそんな要素があった? と内心焦っているロワに構うことなく、ノロは真剣に色っぽい眼差しを向けてくる。
「なんでいきなり、んっっ……!」
 耳を水飴でも舐めるように舌で弄び始めるノロ。ビリっと電流が走ったような感覚。気の乗らないロワを、手っ取り早く乗り気にするのに、耳を舐めるのが最善手の一つであることをノロは知っている。
 気がつけばあれよあれよという間に壁に抑え込まれ、スラックスとパンツを取り払われてしまった。何故か靴下だけを履かせられたままの中途半端な格好だ。
 片足を抱えられて、ノロに秘部を見せつけるような恰好をさせられる。これは非常に恥ずかしかった。
 性器は自分自身でもわかるほどに熱を持ち、むくれ始めている。
 耳を舐められ、秘部をまさぐられているうちに、鈴口から体液が溢れ出す。透明なそれはロワのシャツを濡らし始め、シミを作り出していた。願わくば、この醜態をノロに気づかれたくない。
「ここ、耳舐めただけなのに先っぽビシャビシャになってシャツ濡れちゃってる。後ろのこっちも、少し撫でただけなのにパクパクって開いてる」
 バレてる。普通に、バレてる。
 ノロの視線から逃れるように両腕で顔を隠した。
 鈴口からはとめどなく体液が溢れるし、秘部も期待に疼いてしまう。止めようと思っても止められない。
 せめて、着ているワイシャツを脱ぎ捨ててしまいたかった。
「んっ、んっ……あっ……」
 秘部に指を入れられ、出される瞬間。切ないとでも言いたげに内側の襞がノロの指をキュッと締め付ける。体が勝手にそうやって動いてしまう。
「やめ……指もう、いいから……恥ずかしい」
 それなのに、ノロは指を動かすのを止めてはくれなかった。中をまさぐるように触れ、解していく。一本、二本、三本と指を増やされるごとに秘部から漏れた体液と空気が混ざり合い、ぐちゃぐちゃと音をたてるのをこれ以上聞きたくなかった。
 両手の隙からそっとノロを見ると、欲情したような瞳と視線があって、思わず目を瞑った。
 顔を隠していた腕を取りはらわれ、ノロの匂いがぐっと近くなる。
 次に来たのは胸の突起を甘噛される刺激だった。
「あっ……そっちじゃなくて……ちがっ……あっ、体、なんか、変……」
 シャツの上からねっとりと乳首を刺激される感覚。ただもどかしさが増すだけのはずなのに、秘部を解すように出し入れされるノロの指を何度も締め付けてしまう。
「あっ、待って……もう、いきそう……イクッ」
 だらしなく口の端から涎が溢れる。
 ノロに一度も触れられなかったペニスの先から、ビュッと白濁が勢いよく弾けて、ノロの服と床を汚した。
 同時に頭の中で、今どうしてこんな状況になっているのだろうとぼんやりと思う。疲れて帰ってきて、仕事着のままノロに体を弄られている。なんでこんなことになったんだっけ。裾の濡れたワイシャツと尻から太ももにかけて顕になった素肌に、中途半端に履かせられた靴下。こんな姿のまま自分が果ててしまったのかと思うと羞恥でどうにかなりそうだった。
「ロワ、落ち着いた? もう少しできそう?」
「……うん……まだ平気……」
「ありがとう」
 シャツの上から音を立てて乳首を吸われ、イッたばかりだというのに再びロワの腰に熱が溜まりだした。
 ノロがくちゅりとリップ音をたててロワの胸から離れていく。今しがた、ノロに舐められていた乳首の部分だけシャツが透けている。濡れたシャツとぷくりと腫れた乳首がこすれる刺激すら感じてしまう。
 震える指で服のボタンを一つ、二つと外したところでノロが秘部に充分に熱を持ったペニスを押し当ててくる。
「あっ……ノロ、まっ……待って。服脱ぐから、待って」 
「このまましたい」
 んっっっと、くぐもった声が漏れた。
 急に挿入され、秘部とノロの性器が合わさる部分が熱く溶け合う。
 腰が底しれぬ刺激を恐れて退こうとするのを、ノロの力強い腕が阻止した。
 ズブズブと奥をえぐる熱。ノロの背中に縋るように手を回しその快感に耐える。
「中、ビクビクって痙攣してる」
「いきなり、挿れたから、だろ……」
 ノロはロワの腰を掴みながら、なるべくゆっくり時間をかけて出し、挿れる時は一気に奥深くまで強く挿入した。そのやらしい腰使いを何度も繰り返す。その度にロワの逃げようとする腰をたくましい腕が引き寄せた。
「でも、ロワの体は嬉しそう」
「あっ、あーっ……奥……ぐちゃって……押されるの……怖い……」
「怖い? 本当に? でもほら、こっち、だらだらって汁出てる」
「あっ……」
 ノロの腰が離れ、秘部からペニスが抜けていく。一番太いカリの部分が入口を擦る感覚にぶるりと震えた。
「ロワのここ、泣いてるみたいに濡れてるけど、本当に怖い?」
「ちが……こわく、ない……ノロ……もっかい挿れて……ここに挿れて……ンッッッ」
 ぐちゅっと音をたてながら、ノロの熱が再びロワの一番奥深くをえぐる。
「あ、あっ、あっ……気持ちいい」
「ロワ、こっち向いて」
「んっ……あっ……んんっ」
 中途半端に外された首元のボタン。はだけたシャツから鎖骨が顕になっている。ノロはそっと鎖骨に口づけし、紅いキスマークをつけると満足そうに笑った。あどけない年下の彼の笑顔。その笑みの意味は理解できずとも、ロワはなんだかくすぐったくなってノロの頭を両手で引き寄せ、喰むようなキスをした。
 もうどうにでもなってしまえ。
 甘い快楽に思考が飛んでいく。
 まさかバトラー服でここまで破廉恥な行為に及ぶ日が来るなんて思わなかった。そう思うのはもう数時間後、行為の果てに目覚めた朝のことだった。